日本の高校教師が教育について自論を語ってます。

高校教師の考えた教育論

現役の高校教師があーでもない、こうでもないと教育について愚論を展開しています。

2019-01-01から1年間の記事一覧

国立の授業料ゼロ

国立大学の授業料がゼロ円になれば、何も高大接続改革とか言って入試改革に必死にならなくても高校生の勉強への意欲は高まり、日本の高等教育のレベルは上がります。 また、地方国立大学にも優秀な生徒が進学してきます。 なぜ、こんな簡単で安上がりな改革…

歴史学科のある高校

英語科や理数科が普通科全日制高校の特殊バージョンとしてあるのに、なぜ歴史学科はないのでしょうか? 私は小学生の頃から歴史関係の本を読むのが好きで、中学校では歴史の授業が楽しみでした。しかし、中学校で習う内容はだいたい知っていることが多く、物…

スポーツ推薦の害悪

大学の宣伝のために集められ、学業そこそこに、競技で目立つ実績を求められるスポーツ推薦の特待生たちが大量にいます。 大学がこの制度を廃止しない限り、高校もスポーツ推薦での入試をやめません。それは有名大学にこのスポーツ推薦で進学できる見込みをセ…

学力格差対策

突出した知が必要なのはわかるが、その一握りの知が何らかの社会貢献をして、多くの人に事業の後に余沢をもたらすのを待つよりも、各自が応分の知を身につけ、社会に貢献する形で生活していくことが安定的な社会を構築することになる。 そう考えると、学校に…

夏入試、秋入学

大学入試の時期を毎年インフルエンザの流行に怯える冬から夏にシフトしてもらいたいと思います。そうすることで、必要な基礎学力を十分高校時代につけることが可能となります。大学での学習に支障がないようにできると思います。 なぜなら、あまり一般の方々…

大学卒業厳格化

大学が卒業の認定を厳格化してくれれば、大学合格の価値は相対的に落ちると思われます。むしろ、たくさん入学させたのに卒業できない学生が多い高校などがクローズアップされ、伸びしろのない教育をしたのではないかという評価さえ下されるでしょう。もちろ…

はてな訪問

12月17日、生徒8人と一緒に(株)はてな訪問をさせていただきました。学校の行事である企業訪問の一環なのですが、今回はただ行って「こんな仕事しています」と説明を受けてもあまり勉強にならないので、こちらから「もし、はてなさんに提案するとしたら…